大手塾のしくみ

大手有名塾では、かなりな額の入学金が掛かってしまいます。その他にも材費や諸経費などを含めれば二十万円という塾もあるようです。

毎月の月謝も決して安くはありません。しかし塾側としては、金額に見合った指導と講師を揃えているというのですが、残念ながらそうでない部分もあるようです。

大手塾に限らず特別授業や模擬試験、春季講習・夏季講習・冬期講習があります。こちらも受講して当然のように講師に言われ、模擬試験は通常授業で解説と講評がされています。

講習は、休み明けの授業が講習を受講したことを前提でカリキュラムが組まれるので、子どものためにも受講せざるを得ません。

営業行為でもある担当講師からの直接的な案内も断りにくく、このような傾向は塾の経営規模が大きくなるほど強くなります。そこがまさに会社が大きくなる理由なのかもしれません。

費用がかさみ続けると、気がついたら私立大学なみの学費が掛かるともいわれています。大手の塾であれば付加価値のつく商品が用意され、大規模な塾での営業企画を専門的に行なう部署があるからです。

聖職という仮面をかぶり営業戦略は進められていくのですから、重要な儲けどころなのです。

金額の問題はとても大事なことではありますが、もっと重要なのは、支払う金額はその講義に支払う価値があるかどうかということではないでしょうか。