夏季講習

中学生の場合ですが、夏期講習を受講して塾を決めると良いでしょう。

中学校一年生の夏休みまでは、学力格差はそれほどでもありません。それは、中学に入り新しいことの学習で、どの教科も進む速度が決して速くはなく、だいたいの生徒が授業についていけるからでしょう。

差が生じてくるのは夏以降で、夏期講習の学習内容はそれまでに学習したことの復習、そして新しいところを少し学習します。

なので、夏季講習は特別に難しいわけでも量が多いわけでもないのです。

春期講習で中学校の教科の学習を始めると、4月から中学校の授業が始まった時、すでに学習しているので安心をしてしまい学校の授業を甘く見てしまうこともあります。

だいたいの塾のクラス分けは学力別にされています。そこで春期講習から入塾する生徒は、国語と算数の試験でクラスが決まるのです。

国語と数学の実力に合わせ授業や教材も異なるので、下位クラスから上位クラスへ上がる生徒は少数になります。

初めにとばし、たまたま上位クラスに入れても夏前に成績が下がり、やる気をなくしてしまう生徒もいるようです。

出だしでは差がなくても周りは先に進み、また先に進む生徒にはもともとの能力があり、努力もしているようです。なので、ぼんやりしていると上位クラスから下位クラスに落ちることも考えられるのです。

ここで大事なやる気を失ってしまったら一大事です。

そう考えると、中学校生活にも少し慣れて落ち着きかけた頃に、夏期講習から受講すると、講師と生徒間にも程よい緊張感のある授業となることでしょう。

そこで、塾のペースについていく為にも、夏期講習を受講するまでに学校の勉強を自分でしっかり取り組んでいることが最も大切です。