記憶の定着方法

中学受験にしても、高校、大学受験にしても、どの勉強においても必要なのが「復習」です。なぜなら、この復習というプロセスによって、記憶が膿に定着するからです。

人間の脳に記憶を定着させるのにおいて、2つの忘却曲線というのがあります。

まず、一つが「意味のない情報はすぐに忘れるが、ストーリーがあるものは忘れにくい」というものです。さらに、物事の原理•原則については理解すれば忘れないということです。2つの忘却曲線というのをご存知でしょうか。一つ目が「ギルフォードの忘却曲線」というものですが、物事の本質を理解して覚えれば忘れない、一方、意味のないつづりや年代を散文として覚えても、忘れてしまう。ということです。要するに、丸暗記だとすぐに大半を忘れてしまうのです。これおを「ギルフォードの忘却曲線」と言います。

また、「エンビングハウスの忘却曲線」というのもあります。具体的には「人間は一度記憶しても、その後何もしなければ、20分後には42%を忘却し、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れるというのもです。このように人間はとにもかくにも忘却の生き物で、復習など何もせずにいた場合には「エンビングハウスの忘却曲線」と言われる曲線の通り、どんどん忘却して行きます。一方で時々、そして定期的に復習した場合には、理解して覚えれば、定着率が向上するのです。中学受験ではこの仕組みを導入し、記憶の定着を促しています。これは、首都圏、近畿圏、新潟のある北陸地方など、場所に関係ない原理原則です。また、中学受験に限らず、「復習」は記憶の定着において大事になります。