子どもに合った塾選び

中学受験の塾には、それぞれに理念や志があります。教材や講師の質も各塾が競い合って高め合っています。なかでも、中学入試で最も通う生徒が多いのが、大手の塾です。その割合は9割とも言われています。そのため、大手の塾を選ぶというのは、いたって無難な洗濯です。品質管理はしっかりしているし、メニューの幅も広いですし、人材の教育に当てる資金もあるのが大手の塾です。大手の塾は人気があるので、人が集まりますし、常にレベルアップしていることもあり、それに他の塾もついていこうというサイクルがあります。

そのため、人気の大手塾に子どもを入れる親の選択はある意味、無難と言えるでしょう。塾を選ぶ上でまず見られるのは、塾の合格実績ではないでしょうか。再難関校に強い塾もあれば、中堅に強い塾もありますので、各塾の合格実績を確認するのが良いでしょう。また、首都圏と関西圏で人気の塾も異なります。

いずれにしても、子どもがどの塾に合っているのかということを知っておくことが大切です。中学入試は競争なので、がんばった人が全員合格する検定試験とは違います。まわりも自分と同じように頑張っているため、残念ながら成績は上がらないのです。自分の子どもの学習状況を見ながら塾は決めるべきであって、難関校の合格実績だけを見て決めてもダメでしょう。まずは、通える範囲にある一通りの塾の入塾テストを受けてみるのも一つの手でしょう。そこで良い結果が出る塾であれば、良いのですが、一番下のクラスになるくらいなら、別の塾に通った方が良い可能性が高いです。中学受験で一番下のクラスというケースも、高校受験では上のクラスというケースもありますので、一番下のクラスが長いようなら、別の塾を検討することも必要かもしれません。